「建築系」 底辺視点 「外仕事」
蒸し暑さと雨の時期がやってきました。
外仕事と言ってもいろいろありますが、今回は建築系の外仕事をやっていて思ったことを書いていきます。
とは言うもののはっきり言ってそこは底辺からの視点なので、意識高い系職人肌の方々とは全く別の見解だし、ど田舎のごく小さなコミュニティ内の話と思って読んでいただきたい。
建築関係といってもいろいろあって、なぜか総じて土方と呼ばれることがあるが(うちの地元だけ?)様々な職業の人たちがいます。
土工、大工、鳶工、電気工、内装工、塗装工、配管工、、まだまだ数えきれない職種があってその中でも細かく専門職に分かれています。
例えば「鳶工」の中に、鉄骨鳶、足場鳶、鍛冶鳶、重量鳶などいろいろわかれています。もちろんそんな枠にとらわれずだいたいの事はこなすっていうのが普通なんですけどね。鉄骨も組むし足場も組むなんて多いと思います。
外仕事は稼げる?
私がこの業界に入った時期はちょうど悪い時期だったのかもしれません。
初めて働き始めた頃には先輩からすでに
「ちょっと前はよかった」
「単価が下がった」
「儲けがない」
なんて事をよく聞きました。まぁそれは今も変わりません。
良かった時期を知らない私としては
『おもったよりかせげないんすけど?』って感じです。
私みたいにダラダラ目標もない人間は同年代以下の稼ぎなんではないでしょうか。
しかしこの業界、『やる!!』と腹を決めるとそこは腕一本の世界。腕をあげて独立し自分の会社を持った人、腕だけでヘッドハンティングされた人、いろんな資格を取ってより良い会社に行く人、ガンガン稼いでいる人たちもいます。
歳なんて関係なく本当に稼いでいます。
今と昔
現在安全に対して本当に厳しいくらいに神経質なっています。危険な仕事だからこそ当たり前の事だし、あまり建設現場を見たことない人は当然の事だと思っていると思います。
しかしほんの少し前、本当に数年前までは高所作業で命綱なし、重いものを移動させるのに安全靴(つま先につぶれ防止の鉄板の入った靴)無しなんてあたりまえでした。 今はそんなことしたら一発退場、入場禁止もあります。
私としては疎ましくもあり良い変化だとおもっています。
あと本当に暴力も減りましたね、私も何度も後ろからどつかれたり蹴られたりしました。危険だからこそ、そこまで怒ってくれていたのかもと今なら思えますが、、、当時は黒い感情全開でした。
じゃあ良かった?悪かった?外仕事
良かった点なんて数える位しかなく、悪い点を挙げれば切りがない!
でも悪い職業かといわれると
「、、、?」
不思議と悪い職ではないなと思う。そんな感じがする。
何より仕事ができなくても何故か人が離れていかない、見捨てたりする人がほとんどいない、最近そのことに気が付きました。
これは私の周りだけかもしれませんが、小言も多いがその分面倒見がいい。そんな人が不思議と多い気がします。愚痴ってばっかの人も多いけど、、、
まだまだ道半ばですが今のところ総合的に
『悪くはない』
って感じです。
踏ん切りがつかない人
ちょっと最後に、私超個人的な意見なんですけど。
学歴社会といわれ学歴がすべてみたいな風潮で、一度就いた職を失い悩んでる人、学歴、職歴のない人で体動く人、変な事考える前に外仕事してみるといいと思いますよ。いろいろな意味で受け皿みたいな職種だと思っていますし、なんせ体だけあれば稼げますからね。
私みたいなポンコツができる位ですから!
明日は晴れるかなぁ